視聴者の評価・感想
まさに青春アニメ
ハンドルネーム
きち(26歳・女性)
類似作品
けいおん!、四月は君の嘘、バンドリ!
評価点
★★★★★★★★(8点)
響け!ユーフォニアムは、学生時代に吹奏楽部だった者にとっては「やっとこういうのが来たか!!」という感じでした!楽器の書き方もリアルで、何より音もキレイ、振り付けもあるあるだし、さらには指の動きが実際の楽器の運指と合っています!ちょっとだけアニメやドラマで演奏シーンがあっても、何かがあってなくて気になってしまうことはありますよね?このアニメはそういうことがなく、純粋に楽しめます!
中学から楽器を始めた人と高校から始めた人との微妙な関係、先輩後輩のやりとり、コンクール前の緊張感、些細な人間関係の変化が音に出てしまう音楽の世界での苦しさと達成感が繊細に描かれているアニメだと思います。
全国で夏に開催されている吹奏楽コンクールは、県大会、支部大会と地域によって3回~4回のコンクールで金賞を取った上で推薦をもらえた上位校しか全国大会に進むことはできません。課題曲と自由曲の2曲をひたすら練習して大会に臨む、「体育会系文化部」とも呼ばれる吹奏楽部について少しでも興味がある方にはぜひとも見て欲しいです。
部活を通した高校生の青春
ハンドルネーム
ぽぽ 50代・男性
類似作品
ツルネ、ちはやふる
評価点
★★★★★★★(7点)
テレビシリーズを見ました。
ブラスバンド部が全国大会を目指して頑張る話なのですが、主人公の黄前が担当する楽器がなんとも地味なユーフォニアムいうところがいいです。彼女のどこか冷めた感じでありながら、うまく調和してバランスをとっていく性格はまさにユーフォニアムという感じがします。
このアニメの面白さは、滝先生がくるまで最初はほぼ全員が「なんとなく」やっていたのであって、なんとなくそう言っておけばいいという感じで全国を目指すという、ダメな部活あるあるの現状から、自分たちで口にしたことに責任を持ち、ひとりひとりが悩み、考えて、時に対立しながらも、奏者としても人間としても成長していくところです。部員同士のもめごとなど、本当にリアルな高校生の姿を感じます。
個人的には黄前の声優である黒沢ともよの声が好きです。声優というよりも役者の芝居ですね。調べてみると舞台やドラマでも頑張っている方のようで、納得しました。登場キャラも多いので、結構いろんな声優が脇役で出ていたりするのも楽しいです。
涙あり、微笑あり、感動ありの青春アニメ
ハンドルネーム
Forest 60代・男性
類似作品
スウィングガールズ けいおん!
評価点
★★★★★★★★★(9点)
「響け!ユーフォニアム」の原作は武田綾乃の同名のシリーズ物小説です(今も続いています)。2015年にはテレビアニメ化されています。そして2016年に「劇場版 響け! ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」2017年に「劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~」2018年に「リズと青い鳥」そして2019年に「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」が公開予定になっています。
どの映画も背景の綺麗さや緻密さで有名な京都アニメーションが作成しています。公開予定のものを除いてすべて見ていますが、どのアニメも映像に引き込まれるような綺麗さがあります。原作の著者である武田綾乃は20代と若いですが高校生の感情の機微を表現するのが大変うまく読者をひきつけます。
それをこのアニメでは登場人物の表情や背景や音楽で見事に表現しています。物語は高校の三流吹奏楽部が全国大会を目指すというものですが、そこが物語の中心になるのではなく、その中に蠢いている高校生の感情、生き様、悩み、そして人間関係が心をわくわくさせてくれます。そして、吹奏楽部を題材にしているだけあって、音楽にこだわって作られていますので音響の良い環境で見るとまた印象が変わるかもしれません。また、アニメに出てくるのは京都の宇治周辺の実際にある建物だったり景色だったりしています。かなり精密に再現されています。アニメを見て一つ一つの場所を探しに宇治に行く人もいるようです。
青春部活動
ハンドルネーム
はむはむ 40代・女性
類似作品
けいおん
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
さすが京アニ!と言える個々の表情、楽器の特徴、指の動きでした。今まで見たアニメの楽器演奏の表現が一番良く特徴を捉えてて、それが自然に感じられるアニメでした。アニメ前半の主人公の脱力感は、その年代ならありがちで、演奏表現とストーリーがリアルな感じで良かったです。
が、そのあとはストーリーの尺伸ばしかと言わんばかりに、登場人物のそれぞれの問題が表現されるようになると、主人公がわき役になってしまいます。リアルでは確かにいろんな人がいろんな問題を抱えていますが、それを1期のアニメで詰め込むとくどいです。またクセのある登場人物が多いのも、くどく、軸がぶれてるように感じました。今どきのシリーズ物にしたいアニメ感が1期で伝わりました。
元奏者なので楽器の音が出る場面はあえて消音にしてアニメとして鑑賞してました。それでもイラストの表現力が高く、違和感なく見られたのは驚きでした。時々普通のストーリー部分も消音で見ましたが、これはこれで十分楽しめました。
リアルな人間関係、演奏シーンが見どころ!!
ハンドルネーム
ゆう 21歳・男性
類似作品
けいおん 中二病でも恋がしたい 境界の彼方 ラブライブ バンドリ
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
1期と2期を視聴しました。
吹奏楽部がコンテスト入賞を目指していく話ですが、視聴した第一印象はリアルな人間関係が分かる内容でした。
吹奏楽部ということであり、キャラクターが多く登場してきます。学生時代の部活動での上下関係や仲間との友情がよみがえってきました。
演奏シーンでは、京都アニメーションということでかなり作画が細かく描かれていました。演奏のレベルも回を重ねていくごとに上達していき、応援したくなるような場面も何度もありました。
また、部活内の人間関係を細かく再現しており現実世界でもありそうだなと思いました。例えば、担当を選抜するのに演奏して評価する話が出てきます。
先輩より後輩の方が演奏が上手いという話の作りはまさに現実でありそうだと思います。特に女子同士ということであり、より一層ドロドロした感じが現実味があり男性の私でもかなり共感を覚えました。
といった感じで評価しましたが、恋愛シーンなどまだまだたくさん見どころはありますので是非学生問わず見ていただきたい作品です!!
誰にでも経験のある行き場のない悔しさ・苦しさを乗り越えていく学生青春アニメ
ハンドルネーム
まりちゃん(30代・女)
類似作品
ちはやふる 四月は君の嘘 さくら荘のペットな彼女
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
アニメの続編映画でしたので、アニメを見ていた人なら是非見て欲しい作品です。
主人公である久美子が1年生から2年生になっており、1番下の後輩から、後輩でもあり先輩でもある立ち位置に移ります。
京都アニメーションならではの色彩と輝きが美しいアニメ、学生時代の部活動で起こりうる問題と不安定な気持ちがとても丁寧に描かれていて、引き込まれ、気付けば涙が出てしまう物語でした。
響けユーフォニアムの深い所は、年上の先輩を後輩が抜いていく、その先に努力をしても叶わない結果が出る事もあるという、行き場のない悔しさ・苦しさがオブラートに包まれる事なく描かれています。
ある時は感情的に、ある時は虚無的に、個性あるキャラクターそれぞれの心情がしっかりと映され、誰しもが誰かのキャラクターの気持ちに感情移入出来てしまうような、歯痒さとそれを乗り越えていくのか見つめ直すのか、その想いとの向き合う様に心を打たれました。
青春を感じれる作品
ハンドルネーム
うみ(50代・女)
類似作品
リズと青い鳥
評価点
★★★★★★★(7点)
久美子というキャラクターは最初は、一歩引いた存在で彼女はその一歩引いた性格が原因で中学最後の吹奏楽のコンクールで負けた時に泣くことができなかったという経験にもつながっていたように感じました。
そんな彼女が、親の反対で部活に出られなくなったあすかに本音をぶつけるシーンであったりと、徐々にその人間性が変化しているような印象を受けて共感することが出来ました。
久美子というキャラクターがいかに吹奏楽部内の問題に多く対処しているのかということがダイレクトに伝わって来て楽しめます。
秀一から寄せられる好意もそれを久美子がどうしていくのかも楽しむことが出来ました。
久美子の成長が、楽しむことが出来た作品だったと思います。
吹奏楽部を舞台に繰り広げられる人間模様
ハンドルネーム
ブレンドン
類似作品
けいおん
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
この映画はテレビシリーズの一期と二期を見ていた方がわかり易いと思います。テレビシリーズの続編として制作されているので、この映画単体で見ると登場人物やこれまで吹奏楽部にに起こった出来事などを理解したうえでの視聴をお勧めします。この映画は作画に定評のある京都アニメーションの制作で映像がとても綺麗で美しく、その絵柄だけでも引き込まれてしまいます。文科系の部活動の取り組みを扱ったアニメは今までそんなに多くは無いと思いますが、吹奏楽部というのは体力勝負な所もありどこかスポ根アニメの性質も持ち合わせていると思います。今作では主人公が2年生に進級して後輩が出来て先輩と後輩との間で難しい立場になる描写がとてもリアルで人間描写が巧みな所も見どころです。
先輩と後輩の垣根をこえた感動の青春アニメ映画
ハンドルネーム
石狩鍋
類似作品
けいおん
評価点
★★★★★★★★★(9点)
テレビアニメ1期と2期、テレビアニメの総集編となる劇場版2作、リズと青い鳥を受けての完全新作で、イベントでの発表やキービジュアルを受けてとても楽しみにしていました。久美子が2年生になったあとのストーリーということで、後輩ができてどんな先輩になるのかを注目。低音部に仲間入りした4人はみんな癖があり、奏が今作の重要人物であるところを負いながら見るのがよかったです。過去のトラウマでオーディションでわざと下手に演奏することをきっかけに、久美子、奏、夏紀の3人の結束力が高まり、これが部活のよいところだと思います。ところどころに出てくる、スマホで部員の様子を撮影したカットが息抜きになり、ユーフォニアムシリーズの新しい展開も見られました。うまくいかないことに対して自分に腹が立ち、友人にぶつかり合いながら成長していくところで、何回も泣きました。感動のすてきな作品をありがとうございました。