北斗の拳(全8作品)無料で見放題できる動画配信サブスク！アマプラは？

"私が観たのはテレビ版の北斗の拳1と2です。 基本的にどちらも北斗神拳の使い手であるケンシロウが悪党を倒していくという感じのストーリーに仕上がっています。 ジャッカルのような純粋な悪党もいれば、恐怖で支配するしか仕方なかったというラオウのような誇り高き悪役もいて、それぞれドラマがあって楽しめました。 個人的には南斗水鳥拳のレイvs北斗神拳のラオウの戦が一番好きです。 戦い自体はラオウがあっさり勝利してしまうんですけど、その戦になるまでの経緯とかが私好みだったんですよね。 有名どころのセリフでいえば「お前らの血は何色だ～？」とレイが激怒するところとか。 レイ自身ラオウには勝てないだろうと理解していながらも、盟友ケンシロウの為に捨て身でラオウに挑んだシーンは感動モノでした。"

世界が戦争によって破壊尽くされた劣悪な環境の中を生きている人々を力によって支配しようとする極悪非道な者が現れるい異様としか感じられない雰囲気は忘れられない程で、そこに現れたケンシロウの強そうとは思えないグッタリした様子には笑ってしまい、主人公だけにアッという間に倒してまう華麗さは素晴らしく、落差を入れた物語の構成が巧みで、倒される相手の変化は想像を越えた凄さに驚かされました。 ケンシロウの囚われた恋人のユリアを助けるために孤独に歩んでいく過程で出会う人々との交流で友が増えていくようでいて、友の多くはこの世から旅立ってしまうパターンは悲しく、現在の仲間の増え共に歩んでいくアニメとは違った成長物語にしている所は斬新、世紀末という不安感を抱かせる背景やハードボイルド風な迫力ある戦いの場面もあるので好みが分かれる作品のように思います。

「世紀末バイオレンス」などとジャンル付けされてパロディにされたり、女性には怖がられたりすることが多いこの作品ですが、少し視点を変えてこの作品を読んでみると「男の生き様を見せつける作品」ということが出来ます。 自らの欲望のまま覇者になろうとしたもの、一人の女性を命を賭けて愛したもの、民衆のために自らの命を投げ出したもの、そしてただ正義を貫いて生きたもの、世紀末という極限の中であっても自らの生き様を精一杯貫いた男たちの群像が見事に描かれています。 彼らの中の誰に感情移入するかは人それぞれであることでしょうが、きっと心を貫かれて現実の自分を省みながら背筋を伸ばしたくなるシーンや台詞に出会うことができます。

子どもの頃に初めてみたのですが、衝撃的でした。今も再放送で見かけることがあるのですが、今は「絵が古いなー」と思ってしまいます。しかし、当時はものすごくリアルに見えて、子供ながらに少し怖かった印象が残っています。こんな世紀末が将来来るのか？とビビりまくっていました。しかしそこは小学生、指をケンシロウのようにポキポキ鳴らせるようになれば、強くなるのではと友達とかといつも練習して、未だに指を鳴らすのがクセになっています。アニメで見た時のポキポキ鳴らす音ほど綺麗、カッコ良い音は出ませんが、できるようになった時の嬉しさは鮮明に覚えています。テレビでケンシロウの動きに合わせて自分も得意げにやっていました。

北斗神拳を中心とした、複数の流派のライバルとの闘いですが、 各自の流派の技が独特で、技を使った死闘がみどころでした。 それぞれのライバルには個々に背負ったものがあり、 単なる殺し合い漫画でなく、人の生き様を書いた人の道を丁寧に説いている。 小中の頃に観ましたが、あべしとかひでぶとか、もちろん刺さりつつも、 物語の中できちんと書かれた外道と聖人の光と影が賢い男達に刺さっていました。 一つ一つ流派と習得した技の闘いが、バトル漫画の元祖とも言えるレベルで、 後世の漫画家に影響を与えた作品であることは間違いないと思います。 大人になって読み返してみても、より深みを感じるので、少年ジャンプで この作品を出したのは今思うと凄いなと思わせます。