視聴者の評価・感想
映像美と音楽に酔いしれる切ない作品
ハンドルネーム
haku(20代・女)
類似作品
言の葉の庭 4月は君の嘘
評価点
★★★★★★(6点)
「君の名は。」で一躍有名になった新海誠監督の作品。映像の美しさは君の名は。や同監督の言の葉の庭と同じく、大変満足いくものでした。
音楽も非常にストーリーとマッチしていて感動しました。
ただストーリーは、非常に良くも悪くも現実的。
見せ場にかけるなと感じました。
映画はご都合主義すぎても面白くないし、難しいよなとは思うけれど、もう少し幸せに、ご都合主義的に展開してもよかったのではないかと思います。
私は君の名は。より先に秒速を見たのですが、ファンタジー要素を詰め込んで、ハッピーエンドご都合主義に最大限傾けた秒速、という印象を受けました。
ハッピーエンド度としては君の名は。>言の葉>>秒速、といった感じです。
切ないエンディングが好きな人にはいいのではないでしょうか。
新海誠さんの真骨頂ではないかと思う名作恋愛映画
ハンドルネーム
金太郎飴(30代・男)
類似作品
言の葉の庭
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
凄い映画ですよね。初めて見た時は、そのラストに大きな衝撃を受けました。だってアニメ映画で恋愛ドラマと来たら、その結末はある程度予想がつくじゃないですか? それがあのラストでしたからね。先入観に囚われながら見ていた私は本当にビックリ仰天です。電車が過ぎ去った後に思わず「え!?」と声に出してしまいましたよ。そんな強烈な印象を残してくれた映画ですが、その映像の美しさもさることながら、山崎まさよしさんの主題歌がまた物凄く映画の内容にマッチしていましたね。映画そのものがあの主題歌のMVだったんじゃないかと思えるくらいに見事なシンクロを見せてくれました。公開から10年が経っても未だに覚えていられる印象深い作品ですので、興味がある人にはぜひ一度見てもらいたいですね。
誰かを好きな気持ちを思い出す作品
ハンドルネーム
のりこ
類似作品
君の名は 言の葉の庭
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
恋をすることのいい所や切ない所、つらい所を映像と言う結晶にしたかのような美しい作品です。誰かと誰かが結ばれるかどうかの恋愛模様がメインというよりも、誰かを思う人間の心が中心となっているのだと思います。自分自身の経験を重ねて、こんな気持ちあるある、と温かくなったり、ぎゅーっと苦しくなるような気持ちになったりと、特別じゃない登場人物たちに感情移入させられます。物語だけでなく音楽や映像ももちろん素晴らしいです。山崎まさよしさんの曲と、ふつうの光景の筈なのに何故か驚くほどどこもかしこもきれいに見える東京の景色がマッチしてこれを見ているだけでも大満足な気分になります。個人的には事前情報をあまり知らないで見た方が楽しめる映画かな、と思っています。
見た後少し切なる、初恋を描いたアニメ映画
ハンドルネーム
misa(30代・女性)
類似作品
君の名は。
評価点
★★★★★★★(7点)
初めて見た新海誠監督作の映画が『秒速5センチメートル』でした。まず驚かせられるのが、背景や景色がとにかく美しいということです。
ストーリーが合わなくても、映像だけで見る価値は十分にあると思います。
また、都内に住んでいる人なら誰でもピンとくる、電車や駅が出てくるので、物語にリアリティがあります。
「初恋」をテーマにした作品なので、誰にでも共感できる作品だと思います。
ヒロインの篠原明里は「ねえ、秒速5センチなんだって」「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル。」と言いますが、桜の花のように淡く感じる「初恋」を見事に描いた作品だと思います。
最後は少し切ない終わり方でしたが、自分の初恋を思い出したりして、とても良い作品だと思いました。
青春時代から大人までの切ない恋心を味わいたい方向け
ハンドルネーム
モカ(30台・女)
類似作品
時をかける少女 おおかみこどもの雨と雪 君の名は。 天空の城ラピュタ
評価点
★★★★★★★★★(9点)
この作品は、「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の短編3作で構成されています。
個人的にこの作品はとても好きで、何度も観ています。
絵、音楽、セリフの一つ一つが語りかけてくるようなそんな印象を受けました。
幼いころの恋心から、大人まで続く切ないラブストーリーです。
失恋、遠距離恋愛をしている方が観るにはおすすめの作品ですね。
また、現代のストレスフルな生活や仕事漬けで憂鬱な気分の方が観ると、共感できる部分があると思います。
新海誠さんの作品だけに絵がとてもきれいなので、観ているだけでも癒されますよ。
ピアノの挿入曲も作品と合っていて、一度聴くと耳に残るような感じです。
観終わった後は、ちょっぴり切ない気持ちになりますが、考えさせられる部分もあるので一度鑑賞してみてはいかがでしょうか?