小市民シリーズのアマプラ・ネトフリ更新日はいつ？最速の動画配信サブスク

私がこの作品をまだ三話までした視聴していませんが主人公は自分たちは「小市民」になり、そこで生きていこうとしているように思います。ただ、彼らが何度も繰り返し発する「小市民」というものがいかなる存在なのかは私には今のところわかりません。 しかし、彼らの思想は「私たちは多くの人たちと違って多くの物事に人より気づくのが早く、それを人に指摘して、指摘された人たちはそのことを自分たちのことを忌み嫌ってくる」という体験をしてきたので、そのようにならないために謂わば世渡り的に彼らの言う「小市民」を目指しているのではないでしょうか。 このような自意識過剰な高校生というのは思春期特有の全能感からくるものなのかそれとも他のものからくるのかはわかりませんが、そのよなものが好きな人には刺さる作品だともいます。

元々原作小説は読んでいて好きだったので、どうしても小鳩くんと小山内さんが、小説の表紙のイメージで違和感があるけれど、日常のちょっとした謎の着眼点が面白いし、それに対する解決も盲点を突いていて面白いなって思います。それにめちゃくちゃ小市民を志している二人の、衝動と小市民へのあこがれの葛藤が可愛い。結局抑えきれなくなって衝動のほうが勝ってしまうけれど、きっと小鳩くんはあれで控えめにしているんだろうし、今後の小山内さんがどこまで凶暴性を抑えられるかも楽しみですね。それにしても小山内さんの小鳩くんに隠れる仕草とか、やっぱり小動物みたいで可愛い。あれで内面もただのスイーツ好きの女子なら良いけれど、スイーツの恨みは怖いので今後どうなるやら。

この作品は全く今まで存在を知らなかったのですがアニメを見て面白さに気がつきました。小鳩という主人公は推理好きで名探偵に憧れを持っているのですが、周りからのやっかみに恐れて小市民として目立たない生活をしている姿がとても面白いです。自分にもこういう性質が少なからずあるのでちょっと気持ちの面で小鳩とシンクロしてしまいました。でもやっぱり理屈ではどうにもならないことがあるらしく謎を解きたい衝動にかられている姿がすごく笑えます。小鳩の葛藤の場面がすごく面白く描かれていてどんどん彼に好感が湧いてくること間違いなしです。作中小佐内というヒロインも登場するのですが、彼女も小市民としての振る舞いをしているのでそこもすごく興味深い点ですね。

原作未読でアニメシリーズは最新話まで視聴済み。オープニングでまずEveさんの透き通る歌声に引き込まれ、本編では映画を見ているかのようなシネマ的ストーリー性が感じられる作品です。わざわざ常悟朗を自宅に呼び寄せてまで、健吾は何を確認したかったのか。その問いに対して、理由があって小市民になったのでもなく、トラウマがあるわけでもないと常悟朗は答えたけれど、遠くを見つめながらも現実からは目を背け、心を閉ざしているように見えてしまって。今日は初めて会った時みたいだった、私は気にしないよと言う小佐内さん、僕は知恵ばたらきは止めたんだと呟く常悟朗、2人が共鳴しあったきっかけがきっとあったに違いなくて、何が2人を変えてしまったのかその原因を知りたくなりました。