好きな子がめがねを忘れたアマプラ・ネトフリ更新日はいつ？最速の動画配信サブスク

三重さんの天然具合がハンパない。正直三重さん並みに近視の私からしたら、眼鏡ナシで家の外になんて怖くて出られやしないけれども、そういう常識でこのアニメを見ていたら、すべてのものがありえないってつまらなくなりそうなので、毎回眼鏡を忘れる三重さんに関しては、天然な不思議ちゃんで済ませるようにしています。しかもしょっちゅう眼鏡を忘れるからって苦手なコンタクトを持ってきていたけど、苦手ならば、予備の眼鏡を買った方が経済的にも絶対に優しいと思うけど、入れられないっていうのも可愛いんでしょうね。それにしても「K」のアニメの制作会社の制作なので、風景描写がめっちゃ綺麗だし、あの独特のアングルも、今回は特に張り切っていて面白い。

学生時代にちょっと気になる同級生ができて毎日がドキドキしていたあの感覚を思い出させてくれるのが、このアニメです。手書きアニメとCGを組み合わせていることによって、独特な雰囲気を醸し出しています。最初はそれが少し違和感になっていたのですが、見ていくうちにすっかり慣れました。カメラアングルについても、普通のアニメではやらないようなアングルからの視点を用いたりと、なかなかチャレンジ精神に溢れたアニメだと思いました。タイトルにもある通り、ヒロインがメガネっ子であるということがこれでもかというほどにアピールされています。なのでメガネの女の子が好きな人にはたまらないのではないでしょうか。恋愛要素も非現実的すぎないバランスで良かったです。

とにかく三重あいの容姿と声がとてもマッチしているし、声が少し幼い感じで優しくしゃべるのもとっても可愛いなぁと思って観ています。特に彼女の少し天然パーマっぽいロングの段カットの髪のたなびく感じが綺麗で気に入っています。そのままで十分可愛いあいが、メガネが無いと眉間にしわを寄せた表情になっちゃうのも微笑ましいです。彼女とたまたま隣の席になった小村楓の、ちょっと変な日常がかわいく進展して行くのが面白いです。その学校生活も主に楓目線で進行して、小さな出来事ばかりで大きな変化はないのですが、振り返ると中学生の頃の日常って、気になる子のちょっとしたしぐさや表情で一喜一憂していたよなぁと懐かしい気持ちにもさせられています。

とにかく視力が悪い、それに尽きる三重さんのキャラ性は一話目からの浸透するレベルで強烈です。メガネを忘れると視力の低さから何も見えない、それを小森くんが助け、その中で彼が男女の距離感にドキドキするという内容がずっと連続していきます。ヒロインの三重さんの言動の間抜けさにはギャグ要素があります。その彼女がとても美しいというのも作品の良さです。もうひとつはヒロインに恋する小森くんのちょっと彫り込んだリアル性もある心理描写も面白いです。小森くんのときめき方もユニークで、三重さんへの愛の気持ちの本当のところを見ていくと、微妙に気持ち悪いのが一風変わった面白みだといえます。2人だけの世界の構成の節々に笑えるところがあるのが良いです。

こんなに目が悪いのに何故しょっちゅうメガネを忘れちゃうの！と、同じメガネ人間として三重さんにツッコまずにはいられなくなりますが、メガネを忘れて眉間にシワを寄せる怪訝な表情の三重さんも、また魅力的だから許せちゃうよねとキャラクター設定に魅力を感じた作品です。自分の中ではアニメというよりCG的デジタル作画として位置づけられるジャンルだったので、足元から描かれる独特な作風だったりストーリーへの没入感を得ることはできませんでしたが、この描写が好きな人ならば、三重さんの揺れ動く髪の表現を「美しい」と感じるんだろうなと思いました。給食当番の日にメガネを忘れた三重さんが、小村くんからの申し出を断って任されたシチュー係で頑張っていたけれど、溢れるほど大盛りだったり逆にスプーン2杯で終わるほどの量だったり、両極端なシーンが面白くてくすりとさせられました。