視聴者の評価・感想
ファンタジーな設定の日本を通して描かれる普遍的な恋愛ドラマ
ハンドルネーム
金太郎飴(30代・男)
類似作品
星を追うこども
評価点
★★★★★★★★★(9点)
新海誠監督作品ということで、これもまた恋愛中の男女の別離が描かれていきます。今回は物理的に引き離されてしまった男女の恋愛物語ですね。男女と言っても中学生の子供達なのですが、とても多感で誰かに恋する気持ちも強い大事な時間を、ある理由によって無理やり奪われてしまいます。そして作中では数年の時が流れ、中学生だった彼らも高校生や社会人へと変わっていくわけで。そうなると再会したからといって「ハイ元通り」とはいかないでしょうし、「あのままずっと一緒にいて時間を積み重ねていけば違う未来も会ったのでは?」なんて今さら思ってもどうしようもない事に囚われたりもしますよね。そんな誰にでもあるような悩みや葛藤を抱えながら動いていく主人公たちの姿には感動を覚えてしまいました。
押井守、岩井俊二等のパラレルワールドが好きな方にはハマる作品
ハンドルネーム
べーやん
類似作品
スカイ・クロラ The Sky Crawlers スワロウテイル 王立宇宙軍オネアミスの翼
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
オネアミスの翼、スカイ・クロラ等の パラレルワールド(現在から歴史が多少変わった架空の疑似的な世界)が好みの方には、是非ともDVD等を購入してじっくり鑑賞していただきたいおススメの映画です。
私は、なぜか本作品は見るのが遅れてしまいました。そのため、映画館での上映が終了後に気づき、DVDで鑑賞しました。
最初に見た感想は、なぜ映画館で見なかったんだ!と激しく後悔。新海誠監督を初めてだったのですが、構成、映像表現、全てが素晴らしく深夜感動して眠れませんでした。
DVD鑑賞後、押井守監督のスカイクロラ鑑賞時に購入したパンフレット等のグッズ一式を持ち出し、ストーリーの際等を比較して一人楽しんでいました。
昨今、新海誠監督が「君の名は」で有名となり、僭越ながら興行的にもある程度冒険できるのでは?と思いますので、是非とも本作品のような特定層にもヒットする映画を作り続けてほしいと切に願っております。
初恋の甘酸っぱい気持ちを感じたいときにみたい作品
ハンドルネーム
黒猫ゆうびん
類似作品
耳をすませば サマーウォーズ 時をかける少女(細田版)
評価点
★★★★★★★(7点)
予告から神がかっていました。当時特報を見たときにヒロインの語り方、新海監督の得意の背景美に心が震え鳥肌が立ったのを覚えています。
秒速5センチメートルや君の名は。で新海監督が高く評価をされていますがもし1から新海監督を知りたい人にはこの作品を見てもらいたいです。
天門さんの音楽も作品とうまくシンクロしていて美しかったです。ストーリーは10代の青春ラブストーリーに戦争を交えたジュブナイル物に仕上がっていますが
新海監督らしく恋愛色が強目で戦争部分がおまけに思えてしまい、設定に難ありを感じましたが悲恋物が見たい方には満足のいく映画だと思います。
終盤にかかる川嶋あいさんが歌う「きみのこえ」が掛かった時、ヒロイン達の抑えていた気持ちが溢れ出す場面が特に忘れられません。
説明不足な分、想像力を膨らまされる作品
ハンドルネーム
りんご(30代・女)
類似作品
劇場版エヴァンゲリオン 君の名は
評価点
★★★★★★★(7点)
予告から神がかっていました。当時特報を見たときにヒロインの語り方、新海監督の得意の背景美に心が震え鳥肌が立ったのを覚えています。
秒速5センチメートルや君の名は。で新海監督が高く評価をされていますがもし1から新海監督を知りたい人にはこの作品を見てもらいたいです。
天門さんの音楽も作品とうまくシンクロしていて美しかったです。ストーリーは10代の青春ラブストーリーに戦争を交えたジュブナイル物に仕上がっていますが新海監督らしく恋愛色が強目で戦争部分がおまけに思えてしまい、設定に難ありを感じましたが悲恋物が見たい方には満足のいく映画だと思います。
終盤にかかる川嶋あいさんが歌う「きみのこえ」が掛かった時、ヒロイン達の抑えていた気持ちが溢れ出す場面が特に忘れられません。
背景作画が好きな人であれば大満足なアニメ
ハンドルネーム
みく(20代・女)
類似作品
新海誠作品全般 CMの「アオハルかよ」シリーズ
評価点
★★★★★★(6点)
2004年に上映された作品でありながら、当時としては背景描写が凄まじい。新海誠監督の得意分野である空の描写はどの場面でも特に見どころ。
主人公はじめ主要3人のキャラクターの「現実で想像できる」心情はとても緻密。声優の声の当て方、セリフ、カット演出等でじっくり浸らせてくれる。
新海誠作品にありがちな長文心情描写セリフが好きな人はかなり好きかも。逆に苦手な人でも、「言の葉の庭」あたりと比較して、この作品ではまだそこまでキツくない。
「君の名は」の次にこの作品を見るならチョイスとしては悪くない。絵がやや古いけれど新海誠監督の尖ったところが良くも悪くもまだはっきりしていないので。
ただ、現実世界風でありながら、飛行機や病気などは取材不足と感じるため、ストーリーとしては現実世界風ファンタジーとしてみたほうがいい。
全体としては、細部の矛盾に目をつむれるタイプの人であれば、おすすめ。