視聴者の評価・感想
新海さんが好きそうな、もう会えなくなった愛しい人への想いを描く恋愛ドラマ
ハンドルネーム
金太郎飴(30代・男)
類似作品
秒速5センチメートル
評価点
★★★★★★★★★(9点)
新海誠さんの映画としては長めな二時間の長編アドベンチャー映画。その正直な第一印象は「スタジオジブリ感が凄い!」でしたが、最後まで見ていくと新海さんらしい物語が展開していって面白かったです。大切な誰かを喪失し、その悲しみを飲み込んで生きていく人たちのお話でしたね。失った人の面影を求めてさ迷い歩き、最終的にそれを取り戻せずに終わる辺りはすごく新海フォーマットだなと感じました。一方で、人が生きていた痕跡は例えその人が亡くなってもそこかしこに残り続け、それを時々は意識し、支えとしながら大事な人を失った世界で生きていこう——みたいな話でもあったと思います。後の「君の名は。」とはまた違った切ないラストが印象に残る作品です。
ジブリ作品が好きな人にオススメ
ハンドルネーム
ねばっしー(30代/男)
類似作品
天空の城ラピュタ もののけ姫
評価点
★★★★★★★(7点)
新海誠監督は男女のすれ違いの恋愛作品が多いですが、
この「星を追う子ども」は新海誠作品にしては珍しく冒険ファンタジー作品と言った感じの映画です。
新海誠作品なのでいつもながら絵はすごく綺麗で美しい。絵を見てるだけで大満足です。
ストーリーの方はというと、この映画はとくにジブリ作品、宮崎駿監督作品からもろ影響を受けてる作品だと思います。
「良く言えばオマージュ映画、悪く言えばパクり映画」、私が観た感想はこれです。
作品を観てて最初の方で「この場面はもののけ姫みたい!」だったり、
話が進むにつれ「ここはラピュタみたい!」、「ナウシカみたいだ!」と思ってしまう場面がいくつも出てきて、
そういうのを探す事に夢中になってしまい、ストーリーが入ってこなかったです。(笑)
この映画は新海誠監督から宮崎駿監督へのオマージュ作品だと思いますが
新海誠監督のオリジナリティーというのが少ないかと思いました。
今後、新海誠監督がファンタジー作品を作るなら、新海誠監督のオリジナリティーが溢れる作品を作ってほしいです。
ダークファンタジーではあるが、泣ける部分もある哀しくも美しい作品
ハンドルネーム
時雨賢治
類似作品
もののけ姫 君の名は。 メアリと魔女の花 銀河鉄道の夜 グスコーブドリの伝記
評価点
★★★★★★★(7点)
劇場版『星追う子ども』は、ジブリ好きなら、作中にそれらしい描写を多数見つけることが可能な作品だなと思います。
しかし、本当にジブリが好き過ぎる! という好きの度合いによってはパクリだと非難されそうな作品でもあるかなと。
物語の内容としては日常の中に現れるファンタジー、その世界で次々と不思議な事が起こり始めるという展開。更に暗を潜ませたものでもあり、視聴者にその暗な部分を考えさせるような構成。生と死についてのテーマが見え隠れするかなと。
ギリシャ神話のオルフェウスとエウリュディケの物語をなぞらえた部分があり、人間が禁忌を犯してはならない、その為の犠牲、代償は必ずしも等しいわけではないという事を伝えているように感じました。
背景作画や彩色は滅茶苦茶綺麗です。
物事を考えるきっかけを与えてくれる作品
ハンドルネーム
ワクワク(30代・男)
類似作品
風の谷のナウシカ ジブリ全般
評価点
★★★★★★(6点)
とにかく映像が綺麗!!
主人公、明日菜が秘密基地に向かう途中に猛獣に襲われているとこにアガルダから来たという少年
シュンに助けられる。
二人は仲良くなってまた会う約束をするが、後日シュンが遺体で発見されてしまう。
シュンの死に実感がわかない明日菜は、死後の世界に興味を抱く
死後の世界では人を蘇らせることができるかもしなれないとされていました
実際に使者を蘇らせることは出来ることはわかったが生贄が必要だと言われてしまう。
性と死についてめちゃくちゃ考えさせられる作品だと思いました
失なってしまった物は帰って来ないと考えさせられる作品だと思います
なので、日々一日一日を大事にしていこうというメッセージ性が強い印象でした
ちょっと難しい内容かもしれないので小さいお子さんには向かないかもしれないです