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"私が見たのはテレビアニメのシーズン1、シーズン2、シーズン3です。 ベースとなるストーリーはかなりシリアスなものでした。 でも要所にギャグ要素がちりばめられているので作品に暗さ等はなく、楽しく観れました。 特にアイヌの食事ネタは笑えました。 登場人物の中で印象に残っているのは鶴見中尉ですね。 第一印象はかなりヤバイ人でした。 見た目もそうですし、残虐性の高さも作中随一といっていいでしょう。 頭がよくて狡猾で、策士としても超一流。 さらに部下の人心掌握術も桁外れ。 その為に色々画策しているとはいえ、その結果鯉登少尉のような盲目的に従う部下を得たのは流石の一語に尽きました。 こんな鶴見中尉ですけど、笑い話もしたりもします。 あの鶴見中尉が？というギャップも手伝ってそれが面白おかしいんです。 杉元達との絡みも面白いですし、これからどうなっていくのか楽しみです。"

面白いながらも、歴史や文化などの勉強も出来る素晴らしいアニメでした。子供には少し難しいかな？と思うので、大人向けのアニメだと感じました。アイヌという言葉は知っていましたが、文化についてはあまり知らなかったので、とても勉強になりました。そして、もう一度北海道に行ってみたいなと思いました。見たこともない料理が出てくるのですが、どんな味がするんだろう？と想像したりして、そんなところも楽しめました。ちょっとグロくて刺激の強いシーンもあるのですが、コメディ要素を含んだ笑えるシーンもちょこちょこあり、そのギャップもいい感じです。杉元を始め、出てくる登場人物たちのキャラクターが個性豊かでキャラが一人一人たっているのもいいです！個人的にはアシリパが可愛くて好きです。

離れ離れになってたアシリパさんと杉元がようやく再会して、いよいよ樺太から脱出できる！という展開までが、これまで放送された4期内で描かれていましたが、その中でも涙なくして観れなかったのは、エノノカとの別れ惜しんでいたチカパシの心情を察した谷垣ニシパが、チカパシのことを説得するシーン。家族を演じて旅していた2人だからこそ、まだ若いチカパシには家庭を持って穏やかに暮らして欲しいという願いも込められた思い遣りを感じて、ぐっと心を掴まれ感情を揺さぶられました。そんなストーリー内での描写も魅力的な作品ですが、エンディングも細部までこだわっていて、風に飛ばされて来た北海道金神新聞が、止めては読んでを繰り返したくなるほどネタの宝庫で、白石がオチに使われているのはやっぱり最高だなと笑いました。

北海道と樺太を舞台に、不死身の杉本とアイヌの少女をメインに、埋蔵金という１つの目的に色々な人たちがそれぞれの思惑を抱えて我先にと探し出そうとするのが面白かったです。アシリパとの出会いは、アイヌの事を知らない杉本らにその狩りとか食事や風習などの文化を教えるシーンが多くあり、こちらもとても興味深く観れました。特に熊や初めて知ったクズリのシーンは、その凶暴性にゾクゾクさせられました。そして登場人物もかなり多く、鶴見中尉関係に土方歳三関係、脱獄囚やロシア人と、そのスートリーが出てくる程に色々な人間模様を楽しめるので、最後まで飽きる事無く見られたのが良かったです。中でも鶴見中尉や牛山辰馬など、見た目も行動力も独特で忘れられない人物でした。どの人たちが最後に金塊をつかむのか楽しみに観ています。

"1期 埋蔵金、いや、財宝、この話の一番の大本はアイヌが隠したとされる財宝の争奪戦です。 しかし、私たち日本人の多くがアイヌと呼ばれていたかつて北海道に住んでいたとされる人々のことをほとんど知りませんし、知ろうとも思いません。なぜならば、一部の研究者を除けば我々にとってアイヌを知ったところでそこには何のメリットもありません。 つまり、そこには「金」はないのです。 しかし、この作品はアイヌの隠した財宝をやまとの人間が争奪しようと北海道、樺太、果てはロシア、と「金」を求めて金を追いかけるロマンあふれるファンタジーなのです。 強烈なキャラクターたちの繰りひろげる物語というのはそれがたとえ作り事だとわかっていても見入ってしまうものだと感じます。"