視聴者の評価・感想
何の為に戦うのか考えさせられる作品
ハンドルネーム
ナッシー(30代・女性)
類似作品
"86-エイティシックス- 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ"
評価点
★★★★★★★★(8点)
最近では少年少女が国を守るために、ロボットとか、兵器に乗り込んで、いずれ自分も死ぬとは分かっていながらも戦って、仲間の死を経験していくアニメは増えてきたけれど、このアニメを視聴したときは、そういう作品をあまり見たことがなかったので、本当に心にいろんな現実や心情、本音といったものが、グサグサ刺さりまくって、悲しい気持ちになった作品でした。結構ロボットアニメの作品の主人公って、俺が仲間や国を守るって意志が強かったりするけれども、やっぱりリアルに選ばれた子どもたちって、本当は戦いたくなかったり、国よりも自分のほうが大切だったりするし、改めて戦争とか争いって何なんだろうって考えさせられる作品だったなって思う。
自分の頭考えるの好きな人が見る作品
ハンドルネーム
じじ 20代・男
類似作品
スター・ウォーズ
評価点
★★★★★★★(7点)
"この作品は世界を守るために15人の子供がロボットの操縦者に選ばれそこで命を懸けて戦う話です。
世界を守るために戦うと言っても、そこには彼らがどうして戦わなければならないのかを問う物語なのが新鮮です。
多くのロボットアニメは人が生きる意味を問うてくる作品が大半ですが、この作品は自分たちが戦う意味を戦いから考えるような作品なのです。
つまり、今までわかっていたけれど、あえて蓋をして健全な生活をしたけれど、それを過度なまでにほじくりだして対峙しなければならなくなるという極めて過酷な話です。
つまり、本作品はロボットアニメの形をとっていますが私はヒューマンドラマだと思います。
普段は考えないようにしていることをアニメ作品を見て考えていきたいと思った時に見るのに最適な作品ではないでしょうか。
ロボットアニメの中でもトップクラスに切ない作品
ハンドルネーム
たける(20代・男)
類似作品
・ラーゼフォン ・電脳コイル
評価点
★★★★★★★★(8点)
この作品の魅力といえば、ロボットアニメとしてのカッコよさを持ち合わせていながら、心にズシンと来るかなり重たいストーリーが展開していくというところです。しかもロボットに乗り込むのはまだ年齢の若い子ばかりなので、戦いの残酷さというものがより際立って見えるようになっています。普通のアニメだと子どもは生き残ることが多いですが、この作品の場合は容赦なく命が散っていきます。それでも戦うしかない運命の悲哀というのが最後まで伝わってきました。見る前には覚悟が必要なくらいシリアスな作品ですが、クオリティーは間違いなく高いです。それにこの作品を見ることによって、今自分が過ごしている世界の平和さに気がつけるのではないかと思います。
鬱ロボットアニメの金字塔的鬼作!
ハンドルネーム
30代・男
類似作品
ガンダムシリーズ エヴァンゲリオン
評価点
★★★★★★★(7点)
原作、アニメと全てみています。主人公たち少年少女たちの夏休みの出会いと思い出から話がはじまり、よくある青春ロボットものかなと見ていくともうとんでもない鬱展開が繰り広げられるトンデモ展開に吐き気すら催すような凄い作品です。世の中、面白い作品は数あれど、凄い作品は少ないものです。謎のロボット、ジアースに無理矢理のせられ、勝手に操縦者も選ばれ、敵対したロボットを倒すと、操縦した人は死んでしまうとゆう非情なルール。そしてネタバレを防ぐためあまり言及できませんが、敵対するロボットにも悲しい真実が隠されているのがあまりにキツいです。1人1人の子供たちの抱える闇も深く、性暴力や虐待など、かなりグロい表現があるため、人を選ぶ作品ながら、深い哲学性のある文学的側面を持った鬼作です。
子供達の文字通り命をかけた戦い
ハンドルネーム
さの(20代・女)
類似作品
・メイドインアビス
評価点
★★★★★★★(7点)
ロボットアニメというよりは少年少女の群像劇でロボットに詳しく無い自分でも気軽に見れた。ただ、内容は気軽なものではなく所謂鬱アニメ。動かしたら死んでしまうロボットに乗らなくてはならなくなった子供達が自分の番までに、人間関係について悩んだり考えたりしながら死を迎えていくまでの静かな物語だった。少年たちが普通の日常生活を過ごしていくパートから、戦闘パートを迎える時の絶望感がたまらない。原作も読んだことがあるが、アニメ放映時は原作が連載だったため途中からはアニメオリジナル展開になり、そこからは個人的には原作派。アニメは原作の精神的にキツい描写がマイルドになっており、原作ほど人を選ばない。アニメ単体でも完結しているので楽しめた。