ゾン100のアマプラ・ネトフリ更新日はいつ？最速の動画配信サブスク

パワハラモラハラなんて当たり前で、馬車馬のように働いていた時にはモノクロでしかなかったアキラの日々が、世界はゾンビに侵食されて滅亡の危機にひんしているのに、仕事に行かなくてもいい開放感の方がどんな出来事よりも勝っているんだろう、目に映る世界が一気にカラフルに描かれていて、色を取り戻したアキラのメンタルが実に分かりやすく表現されていました。3年間想い続けていた鳳さんがヅラ社長の愛人だったのは切ない事実でしたが、ゾンビになったとしても想い人には変わりないと告白をして踏ん切りをつけたのは、全力全開ポジティブなアキラらしい選択だったし、私なら何もかも真似できないと思うからこそ、仲間を得てどうやって生き抜いて行くのかワクワクいっぱいで見守り続けたくなりました。

まず作画が綺麗で引き込まれました。最初のゾンビ映画のシーンがリアルでさっそく心掴まれるかんじでした。そして主人公のブラック企業での社畜生活が描かれていくのですが、それがまたすごくリアルでアキラがなにかに取り憑かれたかのようにブラックな環境で働き続ける光景が恐ろしく感じました。そこからのゾンビ出現でアキラの白黒だった世界が色づいていく変化がすごくおもしろかったです。色んな色のペンキが塗られていくような色彩で展開が表現されていくのが新鮮で引き込まれました。2話目からは絶望的な世界での希望に溢れたアキラのゾンビ突破具合が面白いし、新しいキャラも魅力的で特にアキラとケンチョの友情が描かれたエピソードも好きでした。

普通だったらゾンビが蔓延してしまった世界なんて恐怖でしかないのに、ブラック会社で働いていた頃よりは何百倍もマシで、今は会社も辞めて自由で楽しいっていうアキラの気持ちが、ゾンビの血のカラフルさで演出されているのが本当に凄い。たしかにもうほぼ日本が壊滅してしまっているんだから、死を怖がるよりも、ゾンビになってしまう前に、やりたいことやってしまおうっていう精神のほうが、案外楽しく逞しく生きていけるかもしれないですね。そして偶然にも逃げた先で、CAさんに遭遇してコンパみたいになっているのは面白かったです。せっかく仲良くなれたのに、相手の子がゾンビになってしまったのは悲しかったけど、ケンチョが大きいテレビ探し出してくれていたのが最高だし、マミちゃんが追いかけてきてるには、不謹慎ながら笑っちゃいました。

夢を持って転職したはずが、転職先がまさかのブラック企業だったことに気づき、日々精神・肉体ともが追い詰められる日々を送っていた主人公アキラの思いが、まさかの大混乱を世界に引き起こす物語。ゾンビパンデミック後の世界を色鮮やかかつ涼しげに見えると言うアキラは、相当社畜だったんだなと思わされます。それとともに、やりたいことを好きなようにやると決めたアキラの軽やかな姿は、もはや人間を超越してしまってはいるものの、見ていて元気をもらえます。まだまだどんどん盛り上がりそうだし映画まで決まっているということなので、この先の展開がすごく楽しみです。日々になんとなくモヤモヤした気持ちを抱えている人に特におすすめです。

"ブラックな会社の社畜から始まったので「また異世界転生ものか」と思って見始めた作品。とにかく１話がつらい。長々とブラックな会社の描写が続き、メンタルがぼこぼこになり、ああこのまま主人公は死んで転生してやっと物語が始まるのだろうと思っていたら、世界は現実世界のままで、そこにゾンビが溢れていた。なのに、主人公はメンタルが壊れているのか、会社に行かなくてもいい！とはっちゃけて元気になり、ちょっと個人的にはそのメンタルについていけなかった。ただそれくらいのメンタルがないとこの世界では生き抜いていけないのだろうなとも思うので、これは仕方ないだろう。 あまり個人的に受け入れられない点として、最近のゾンビものにありがちなのだが「ゾンビの動きがすばやい」し、何より「走る」。これがいけない。ゲームのゾンビも動きが早いものになってしまったが、ゾンビはやはり動きが鈍くあってほしい。 その点を除けばゾンビだらけの世界でどう生き抜いていくか、というのは個人的にも好きなテーマなので、今後もそれなりに楽しめそうだと思って見ている。"