視聴者の評価・感想
1杯のコーヒーが作った純粋過ぎる無垢なラブストーリー
ハンドルネーム
makotto(30代・男性)
類似作品
ラブストーリーとすれ違いという観点から「I’s」という漫画がお勧めです
評価点
★★★★★★★★(8点)
この作品を視聴したきっかけは、タイトルに魅力を感じたのと、イラストが好きだからでした。個性的なキャラクターがたくさん出てきますが、やはり私は店長が大好きです。少し頼りなくて、ぼーっとしている所もあるけれど、さりげない優しさが魅力的です。おじさんキャラでいじられまくっていますが、充分魅力的な男性だと思います。
そんな店長に恋をしてしまう女子高生のお話なのですが、この子も寡黙でクールな割に意外と行動派なんですよね。早い段階で気持ちを伝えるのですが、戸惑いながらも二人の関係は恋とはまた違う感じで近付いていきます。ちなみにタイトルはふたりが初めて出会った日に関係しています。
色んなことを二人で体験していくのですが、実はお互いにトラウマのような心に闇的なものを持っています。それを他の人には話しません。しかし二人で過ごしていくうちに自分たちなりにその事実に向き合っていく過程は斬新だと思いました。FODで観ましたが、結末まで配信されてなくてラストが気になってしょうがない作品です。
一度は夢を諦めた人に贈る爽やか青春ラブストーリー
ハンドルネーム
あるくま(30代・女性)
類似作品
ハチミツとクローバー
評価点
★★★★★★★★★★(10点)
女子高生が40代のおじさんに恋をするストーリーと聞くと、若い女の子と恋愛したいおじさんの妄想が盛りだくさんと思われて敬遠されそうですが、このアニメは全くそんなことはありません。
もちろん年の差恋愛の要素はあるのですが、それ以上に夢を追う人たちを描いた爽やかな青春ストーリーと言って良いです。
主人公のあきらはケガが原因で陸上選手になる夢を諦めた女子高生。
そんな彼女が好きになったのは、学生時代に目指していたとある夢を完全には諦めきれないままファミレスの冴えない店長をしている近藤。
一度は夢を諦めた2人があきらの恋を通して、もう一度夢と向き合い一歩踏み出すことになります。
普段はクールなあきらが近藤のことになると冷静さを失って一喜一憂する姿は可愛らしく、またあきらの気持ちを知ってもきちんと大人として対処する近藤がとても格好良く見えます。
タイトルやストーリーの中の随所にある水や雨を使った演出も素敵です。
見終わった後に爽やかな感動に包まれるアニメです。
恋愛に年は関係なし
ハンドルネーム
あっちゃん(20代・女子)
類似作品
ダメな私に恋してください
評価点
★★★★★★★★(8点)
この作品では17歳の女の子が45歳のおじさんに恋心を抱いてその葛藤など複雑な気持ちを描いているストーリーなのでこの作品を見た時にはまだ10代の女の子でもある時圧倒的に年の差があってしかも自分の親の年齢とほとんど変わらないくらいのおじさんなので見てて驚きました。
たまたまいっしょにファミレスで主人公はアルバイトとして働いてるからこそなのか良いところが見えたらすぐにキュンとする姿は可愛いなと思いました。
本当にこの作品で恋愛について年の差はまるで関係のないことやジェネレーションギャップという壁もあるので若干の距離があることも見ててよくわかりました。
17歳の女の子が側の気持ちもそうですが、45歳のおじさん側の気持ちも自分はもう若さがなくて若い子の気持ちを分かるかどうか自信がないとか大人の経験があるからこそ周りの目が気になってしまうなどその年齢層ならではの悩みも見ることができるのでなかなか面白いなと感じました。
つかず離れずの恋愛模様いた上で、人の再生に焦点をあてた上質なストーリー
ハンドルネーム
pekeml(20代)
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とらドラ クラナド ReLIFE 中二病でも恋がしたい
評価点
★★★★★★★★★(9点)
近頃、恋愛ものも見飽きたなと思っていた矢先にインパクトあるプロットで視聴せざる終えなかったアニメが『恋は雨上がりのように』です。
ファミレスの店長であるしがないオジサンに、そこのスタッフとして働く女子高生が恋心を抱く。大好物です。
ある種の男性側の夢や願望を描いているわけですが、それでも主人公である近藤正己は迷います。自分と彼女を比較してしまうと何もかもが違うんだという、ある種の劣等感や大人としての良心に苛まれるわけです。二回りも年齢差があると「現実問題、そうだよな」と改めて考えさせられるところもあります。
だからこそ、アプローチを仕掛けるのはヒロインである橘あきらになるわけですが、喜怒哀楽が乏しい彼女が近藤だけには見せるデレと、その度に自問自答を繰り返す近藤のやり取りは必見です。
もう一つ外せないのが、この物語は恋愛模様だけでなく人の再生を描いているというところです。近藤と橘は一度、志半ばで追っていた夢を諦めています。近藤がファミレスで燻ぶっているのも、橘がスタッフとして働くことになったきっかけも、そこが要因だったなと見終わった後に気付かされます。ストーリーの後半からはそこに焦点があてられ、登場人物の暗い部分を覗くことが出来るわけですが、そこをどう乗り越え最終話までもつれ込むのかを是非ともご覧になってほしいです。
最後に、タイトルにもありますが物語では結構な割合で雨が降っていますが、その雨がストーリーの核となる部分で重要な働きをもたらしますので、雨好きにもオススメですし、要所で挿入される良質なBGMとEDをつとめるAimerさんの「Ref:rain」はヒロインの心情を唄いあげているようで必聴です。
心理描写、絵柄、雰囲気、すべて繊細な作品
ハンドルネーム
しょくぱん(20代・女性)
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モブ子の恋
評価点
★★★★★★★★★(9点)
主人公は高校生の女の子。部活で陸上競技を続けていたが、けがをきっかけに陸上競技から離れ、空いた時間でファミレスでのアルバイトを始めることに。
そのアルバイト先の店長に惹かれ恋に落ち、その関係の中で少しずつ本来の自分を取り戻していく恋愛青春ストーリー。
絵のタッチがとても繊細で美しい部分が気に入ったのが、このアニメを視聴使用と思ったきっかけです。
タイトルに「雨」とあるとおり、作中に雨降りのシーンが多く出てくるのですが、水彩画のような淡い色遣いがこのアニメの素敵な世界観を演出してくれています。
またエンディングテーマ曲を歌うaimerさんの切なげな歌声も、このアニメの世界観を引き立たせているなと感じました。
青春時代特有のもどかしさ、息苦しさに直面する主人公やアルバイト仲間の子の様子に、ついつい「頑張れ!」と応援したい気持ちになりながら毎週放送を観ていました。
主人公と店長以外にも、アルバイト仲間の子の恋模様も必見です。